英語は日本人にとって必要かどうか
こんちには
実家を去り家に帰ってきました。一人はやはり落ち着くものですね。
今回は新名神高速道路と東名阪自動車道の代わりに国道一号線を使って帰ってきてみたのですが、思っていたより山の景色が綺麗で驚かされました。
高速道路の方が早く目的地に着きますが、景色を見る暇もなくただ道路上に車を走らせるだけなので何も面白くありません。車をお持ちの方は下道で長距離ドライブをしてみてはどうでしょうか。
ムカつくメール
さて、家に帰ってきたのは良いもの、Outlookにムカつくメールが入っていました。
送信主は大学教授。ネイティブの英語の先生です。
書いてあったことをさらっと要約すると
やあ、〇〇(本名)
英語の授業の評定はAをとりたいということだけど、君にはAを取れるほどの実力はあるの?Aをとるにはもっと頑張る必要があります。
私はあなたの英語に対する態度を聞いています。なぜ大学はあなたに英語を勉強させるのでしょうか?なぜ英語は重要なのですか?
Aが必要な場合もっと具体的なデータを提供する必要があります。
じゃ!
は?
ことの経緯を説明します。教授はまず一番最初にテンプレートを送ってきたあと、「このテンプレートに沿って自己紹介文を送ってきてください」という指示がありました。
そのテンプレートは名前、趣味などごく一般的な英文の自己紹介文でした。
「まあ生徒の情報を知りたいんだな」と思いながらその通りに書いて提出したわけです。
そしてその結果が上記のメールです。
英語は日本人にとって必要なのか。
この先生はメールをPC初心者なのか、急に脈略もないことを書くみたいです。
技術進歩を踏み違えているのか、思っている内容も相手に伝わっているのだと誤解しているみたいです。デジタル社会なのでもう少しPCには慣れておきましょう。
やたらAに拘っていますね。質問には、「What grade do you expect?」となっているので、私は「なんの評定を期待してますかー」と解釈しました。ちょっと不気味な文章ですね。
評定を期待するということは、「センセーがAくれた良いのになー!」ってことです。
評定というのは先生がつけるべきものであって生徒の意見を聞いてどうこうするものではありません。意味不明です。
ちなみに私は「もちろんAが欲しいです」と書きました。やる気のない生徒だと思われてもいやですしね。
先生の言いたいこととは?
さて、私は大学の生徒支援サイトを見て、多分この先生は「日本はアジア圏なのになんで英語をやらされるの?中国語で良いじゃん。英語なんていらないよね?」っていうのを言いたいんだなと私は解釈しました。本当にそうなのかどうかは知りません。
実際どうなのでしょうか?皆さんは日常で英語を使いますか?
私は使いません。
この問題について、日本人に英語は必要なのかどうかとそもそも外国語は必要なのかどうか考えていきたいと思います。
日本国内で生活するなら、英語は習得する必要はない。
グローバル化などと言われているように、日本も外国人をよく見る国になってきました。街中では昔とは違い当たり前のように外国人がたくさん歩いています。看板も英語、中国語、韓国語、スペイン語など様々な言語で溢れています。
ですが、私たち日本人はそういう人たちに話しかけられる機会は滅多にありません。たまに片言の日本語で話されるくらいです。なぜでしょう?
それは日本人の多くが外国語を話すことはできないと知っているからです。
通じる可能性が一番高い言語、それは日本国内では日本語しかないのです。だから外国人の方々は頑張って片言の日本語を喋っているのです。なんか申し訳ないですね。
また駅で電車の線を聞かれるイベントは駅員さんかスマホが対応してくれます。
そのおかげでこのように英語を日本国内で話すようなことはまずないですね。
日本語とは?
世界から日本を見てみましょう。世界の国々をみてみると母国語を捨てて英語話者になったりするのは珍しくありません。母国語に科学の概念が無かったり、医学用語が無かったりするため、そもそも母国語での勉強が不可能なのです。
そう考えると日本は特殊ですよね。あらゆるものは全て日本語(カタカナ含め)に訳すことができるし、無かったら作れる。難しい医学用語も漢字を組み合わせれば言葉になります。こんな言語なかなかありません。有名なのは「society」が「社会」になったことですよね。このように母国語で全て完結できるのが日本語なのです。いちいち訳す必要がないから世界から見たらめちゃ便利なんです。
実はこれ、英語とすごく似ています。英語もいろんな国の言語が影響しあって形成されています。ラテン語をベースとしてヨーロッパの国々を主としていろんな言語が混ざって今の英語になっています。日本語からも「津波」や「神風」、「変態」などが英語として通じるようになってますよね。英語も文字や接頭辞、接尾辞などいろいろ組み合わせて新しい言葉を造っているのです。
日本語と英語は似ているのです。日本語=英語ではありませんが組み合わせて造語するというシステムはすごく似ています。つまり日本語と英語は文法違えども精神は一緒なのです。日本語とは英語のように世界標準になりうる機能が備わっている言語なのです。日本語にプラスアルファ英語をやるなんてことは外道です。
んで、英語は日本人に必要なの?
必要はないですが、正直全くやらないのもちょっと...ですね。英語は話せるよりも理解できる方が日本人にとっては大切かなと思います。英語で書かれた書物はやはり多いですし、日本語だけだとフェイクニュースに巻き込まれたりするので。
ちなみにインターネット上での使用言語ランキングっていうのがあるんですが、英語ってそれほど多くないんですよね....知らなかったです。
日本が6位なのは多分人口のせいですね。こんな小さな島国に1億2000万人住んでるのは大きいですね。
「日本国内で一生を終える人は英語はいらないですし、趣味でやりたいという人、または海外に移住したいと思う人はやった方が良いかもしれません」
という風にまとめておきます。状況に応じてってことですね。
先生への今後の対応は?
大学が生徒に英語をやらせる理由ははっきり言って自己満だと思います。高校時代にTOEIC600点以上、英検2級以上とっていれば全く問題ないと思います。(私は準1)英語やらせておけばグローバルな人材になるだろうと高を括っているのではないでしょうか。また「Aが必要なら具体的なデータを提示しろ」というのが最高に意味不明です。
なので教授には英語は必要ないということとその理由、そしてAが必要な具体的なデータなど存在しないという趣旨の内容のメール、イラつかせてくれてありがとうという感謝の言葉を送信しようと思います。
反応は追って紹介します。
次回はDTMのことについてお話します。
ではまた。